
「お風呂にテレビを後付けしたいけど、工事費はどれくらいかかるの?」「賃貸でも設置できる?」そんな疑問をお持ちではありませんか?
一日の疲れを癒すバスタイムにテレビがあれば、もっとリラックスできるのに、と思いますよね。この記事では、お風呂のテレビ後付けに関するあらゆる情報をお届けします。
ポータブルと壁掛けの違いから、気になる寿命、何インチがいいのか、マグネットで設置できるのか、さらにはYouTubeを見る方法まで、知りたい注意点をすべて網羅。あなたのバスタイムを最高にする一台を見つけましょう。
- 後付けできる浴室テレビの3つのタイプと特徴
- 気になる工事費用のリアルな相場
- 賃貸でも工事不要で楽しめるポータブルテレビ
- 後付けする前に知っておくべき重要な注意点
お風呂にテレビを後付け!種類と費用を徹底解説
- お風呂へのテレビ後付けは可能?3つのタイプ
- 埋め込み・壁掛けとポータブルテレビの違い
- 気になる浴室テレビの工事費はいくら?
- 賃貸でも安心!マグネット式ポータブルテレビ
- 風呂テレビの寿命はどのくらい?
- お風呂でYouTubeやネット動画は見られる?
お風呂へのテレビ後付けは可能?3つのタイプ
結論から言うと、ほとんどの場合、お風呂へのテレビ後付けは可能です。ただし、お使いの浴室の状況や、どのタイプのテレビを選ぶかによって、方法や費用が大きく変わります。後付けできるテレビには、大きく分けて以下の3つのタイプがあります。
- 埋め込み式:壁の中にテレビを埋め込み、スッキリとした見た目に仕上がるタイプ。
- 壁掛け式:壁の表面にテレビを固定するタイプ。埋め込み式よりは手軽。
- ポータブル式:工事不要で持ち運びができるタイプ。最も手軽で安価。

どのタイプが自分に合っているか、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
埋め込み・壁掛けとポータブルテレビの違い
「埋め込み・壁掛け」と「ポータブル」では、費用から設置の手間まで、まったく異なります。どちらを選ぶべきか、以下の比較表を参考に検討してみてください。
項目 | 埋め込み・壁掛けテレビ | ポータブルテレビ |
---|---|---|
費用相場 | 12万円~25万円(工事費込み) | 2万円~7万円 |
工事 | 必要(専門業者必須) | 不要 |
設置場所 | 浴室のみ | 浴室、キッチン、寝室など自由 |
メリット | ・見た目がスタイリッシュ ・充電の手間がない ・資産価値が上がる可能性 |
・価格が安い ・賃貸でもOK ・買ってすぐに使える |
デメリット | ・費用が高い ・工事に時間がかかる ・賃貸では難しい |
・充電が必要 ・画面サイズが小さめ ・内蔵バッテリーが劣化する |
このように、見た目の美しさと本格的な設備を求めるなら埋め込み・壁掛け式、手軽さとコストを重視するならポータブル式が最適な選択肢と言えます。
気になる浴室テレビの工事費はいくら?
埋め込み式や壁掛け式のテレビを設置する場合、本体価格に加えて専門業者による工事費が必要です。2025年現在の費用相場は以下の通りです。
埋め込み式:合計 15万円~25万円程度
(本体価格 10万円~ + 工事費 3万円~)
壁掛け式:合計 12万円~17万円程度
(本体価格 9万円~ + 工事費 3万円~)
ポータブル式:合計 2万円~7万円程度
(工事費は不要)
工事費は、浴室の構造や電源・アンテナ配線の状況によって変動します。例えば、天井の点検口から配線できない場合など、追加の工事が必要になると費用はさらに高くなります。業者に見積もりを依頼する際は、工事内容の内訳をしっかり確認することが大切です。
賃貸でも安心!ポータブルテレビ用マグネット
「賃貸だから壁に穴を開けられない…」と諦めている方も多いのではないでしょうか。そんな方にこそ、ポータブルテレビが絶対におすすめです。工事が一切不要なので、賃貸物件でも気兼ねなくお風呂テレビを実現できます。
最近では、ポータブルテレビを壁に固定するための強力なマグネット式ホルダーや吸盤式のスタンドも市販されています。これらを使えば、壁を傷つけることなく、まるで壁掛けテレビのようにスッキリと設置することも可能です。



お風呂だけでなく、キッチンで料理をしながら、寝室で寝る前に、と様々な場所で使えるのもポータブルならではの魅力です。


風呂テレビの寿命はどのくらい?
浴室テレビの寿命は、一般的な液晶テレビと同様におおよそ8年~10年と言われています。これは、画面のバックライトの寿命が大きく影響しています。
ただし、浴室は常に高温多湿という、家電にとっては非常に過酷な環境です。そのため、製品の防水性能や設計によっては、一般的なテレビよりも寿命が短くなる可能性も考えられます。特にポータブルテレビの場合は、内蔵されている充電式バッテリーが先に劣化することが多いです(通常2~3年程度)。
長持ちさせるためには、使用後に水分をしっかり拭き取ったり、換気を十分に行ったりすることが大切です。ポータブルテレビの場合は、充電しながらの使用(ながら充電)を避けることもバッテリーの寿命を延ばすのに効果的です。
お風呂でYouTubeやネット動画は見られる?
はい、見られます!Wi-Fiに対応したモデルを選べば、お風呂でYouTubeやNetflix、Amazonプライムビデオなどの動画配信サービスを楽しむことができます。
特にポータブルテレビは、スマートフォンのようにOS(Android TVなど)を搭載しているモデルが多く、様々な動画アプリに対応しています。例えば、パナソニックの「プライベート・ビエラ」シリーズなどがその代表例です。





埋め込み式や壁掛け式でも、TWINBIRDの製品のようにスマートフォンの画面を映し出す「ミラーリング機能」が付いているモデルや、LIXILのようにYouTubeなどに対応したモデルがあります。購入前に、自分が見たいサービスに対応しているかスペックを必ず確認しましょう。
お風呂にテレビを後付けする際の注意点と選び方


- 後付け工事をする前に知るべき注意点
- テレビ選びで失敗しない!何インチがいい?
- ポータブルテレビの選び方とおすすめ
- 壁掛け・埋め込みテレビのおすすめメーカー
- 防水性能や画質もしっかりチェック
- まとめ:お風呂のテレビ後付けで快適バスタイム
後付け工事をする前に知るべき注意点
埋め込み式や壁掛け式のテレビを設置する場合、いくつか事前に知っておくべき重要な注意点があります。
- DIYは絶対にNG!
配線作業には「電気工事士」の資格が必要です。感電や火災、漏水の危険があるため、素人がDIYで設置するのは絶対にやめてください。必ず専門の業者に依頼しましょう。 - 浴室の構造を確認する
工事ができるのは、基本的に「ユニットバス(システムバス)」で、天井に「点検口」がある場合に限られます。タイル張りの在来工法の浴室では、大掛かりな工事が必要になるか、設置自体が難しい場合があります。 - 電波環境をチェックする
浴室は壁に囲まれているため、Wi-Fiやテレビの電波が届きにくいことがあります。必要に応じて、Wi-Fi中継機などを設置する準備も考えておきましょう。
これらの条件をクリアできるか、事前に自宅の浴室を確認しておくことが大切です。
テレビ選びで失敗しない!何インチがいい?
お風呂で快適に視聴できるテレビのサイズは、浴室の広さによって変わります。一般的に、浴槽からテレビを設置する壁までの距離が1m~1.5m程度の場合が多いです。
一般的な1坪タイプ(1616サイズ)程度の浴室であれば、12インチ~16インチ程度のサイズが見やすいとされています。
これより小さいと映像の迫力に欠け、大きすぎると画面全体を追うのが大変で目が疲れてしまう可能性があります。
LIXILなどでは32型の超大画面モデルもありますが、これは広い浴室で映画館のような体験をしたい方向けです。まずは12~16インチを目安に、自分の浴室に置いた場合をイメージして選ぶのが失敗しないコツです。
ポータブルテレビの選び方とおすすめ
手軽さが魅力のポータブルテレビを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。
- 防水性能:シャワーの水しぶきがかかっても安心な「IPX6」以上がおすすめです。
- 連続再生時間:長風呂派の人は、3時間以上再生できるモデルを選ぶと安心です。
- 見たいコンテンツ:地上波が見たいのか、YouTubeなどのネット動画が見たいのかで選ぶモデルが変わります。
- 重さ・持ち運びやすさ:頻繁に持ち運ぶなら、軽量なモデルが良いでしょう。
【おすすめモデル】パナソニック プライベート・ビエラ
ポータブルテレビの定番といえば、パナソニックの「プライベート・ビエラ」です。防水モデルを選べばお風呂で安心して使え、YouTubeなどの動画配信サービスはもちろん、DVD/ブルーレイの再生や、ゲーム機と接続できるモデルまであります。まさに、お風呂エンタメの万能選手と言えるでしょう。
壁掛け・埋め込みテレビのおすすめメーカー
本格的な浴室テレビを設置したい方向けに、代表的なメーカーとその特徴をご紹介します。
- TWINBIRD:浴室テレビを主力商品とする日本のメーカー。スマホ画面のミラーリング機能など、便利な機能が豊富。
- NORITZ:省エネ機能やチャイルドロック機能など、家族で安心して使える機能性にこだわるメーカー。
デザイン性や必要な機能に合わせて、信頼できるメーカーの製品を選びましょう。


防水性能や画質もしっかりチェック
快適なバスタイムのためには、テレビの基本性能のチェックも欠かせません。
防水性能は「IPX等級」で確認
防水性能は「IPX〇」という等級で示されます。シャワーの強い水流にも耐えられるIPX6、一時的に水没しても大丈夫なIPX7など、数字が大きいほど高性能になります。最低でもIPX5、できればIPX6以上のモデルを選ぶと安心です。
画質は「フルセグ」「ワンセグ」
ポータブルテレビで地上波を見る場合、受信方法に「フルセグ」と「ワンセグ」があります。
- フルセグ:高画質。ただし電波が弱いと映像が途切れやすい。
- ワンセグ:画質は劣るが、電波が弱くても受信しやすく安定している。
多くのモデルは電波状況に応じて自動で切り替わりますが、画質にこだわるならフルセグ対応モデルを選びましょう。
まとめ:お風呂のテレビ後付けで快適バスタイム
お風呂にテレビを後付けする方法について、種類から費用、注意点まで詳しく解説しました。最後に、この記事の重要なポイントを振り返ります。
- お風呂へのテレビ後付けは「埋め込み」「壁掛け」「ポータブル」の3種類
- 最も手軽で安価、かつ賃貸でもOKなのは「ポータブルテレビ」
- 埋め込みや壁掛けは費用が12万円以上かかり、専門業者による工事が必須
- 工事ができるのは基本的に「ユニットバス」で「点検口」がある場合のみ
- DIYでの設置は感電や漏水の危険があるため絶対にNG
- 浴室テレビの寿命は一般的に8~10年程度
- Wi-Fi対応モデルならYouTubeやNetflixなどのネット動画も楽しめる
- 画面サイズは12~16インチが見やすい大きさの目安
- 防水性能はIPX6以上あるとシャワーがかかっても安心
- ポータブルテレビは連続再生時間や重さもチェックポイント
- パナソニックの「プライベート・ビエラ」は機能が豊富でおすすめ
- 本格的な埋め込み式ならLIXILやTWINBIRDなどのメーカーを検討
結論として、多くの人にとって、お風呂のテレビ後付けは「ポータブルテレビ」を選ぶのが最も現実的で満足度の高い選択肢と言えるでしょう。この記事を参考に、あなたのバスタイムを格上げする最高の一台を見つけてください。