
冷蔵庫の買い替えや新規購入を考えたとき、「三菱か日立で迷う」という声は少なくありません。
どちらも国内で高い人気を誇るメーカーで、それぞれ独自の技術や特徴を持っているため、比較検討に悩むのも無理はありません。特に冷蔵庫は高価かつ長期使用が前提の商品であり、寿命や壊れやすさ、使い勝手など検討すべきポイントが多くあります。
国内市場ではパナソニックや東芝などもシェアを占めていますが、三菱と日立は冷蔵庫分野で高い評価を受けている二大ブランドと言えるでしょう。省エネ性能や使いやすさ、独自の保存機能など、各社のこだわりが見える製品がそろっています。ただし、価格が高めに設定されている点や、モデルによっては壊れやすいとの声があることも事実です。
この記事では、三菱と日立の冷蔵庫の特徴を比較しながら、選ぶ際のメリット・デメリット、使用者が感じるポイントなどをわかりやすく解説します。あなたのライフスタイルや家庭環境に最適な冷蔵庫選びの参考になる情報をお届けします。
- 三菱と日立の冷蔵庫の特徴や違い
- 主なメリット・デメリット
- 自分のライフスタイルに合った冷蔵庫の選び方
- 購入前にチェックすべきポイント
冷蔵庫選びで三菱か日立で迷う方へ

- 三菱冷蔵庫の特徴と魅力とは?
- 三菱冷蔵庫のメリットを徹底解説
- 三菱冷蔵庫のデメリットはある?
- 日立冷蔵庫の特徴と技術力
- 日立冷蔵庫のメリットと評判について
- 日立冷蔵庫のデメリットをチェック
三菱冷蔵庫の特徴と魅力とは?

結論からお伝えすると、三菱の冷蔵庫は「使いやすさと高い性能の両立」が魅力です。冷蔵庫選びで三菱と日立で迷う方も多いですが、三菱ならではの工夫が生活に寄り添ってくれます。
その理由は、三菱独自の「切れちゃう瞬冷凍」や「朝どれ野菜室」など、日常の使い勝手にこだわった設計が多く取り入れられているからです。家庭でよくある「冷凍すると解凍が面倒」「野菜がすぐしなびる」といった悩みを減らす工夫がされています。
例えば、瞬冷凍室なら肉や魚をそのまま包丁で切れる状態で保存でき、調理の手間も大幅に軽減されます。また、独立した「クリーン朝どれ野菜室」は、湿度管理と冷気循環が工夫されていて、長くみずみずしさをキープできます。
もちろんメリットばかりではありません。高性能ゆえに価格が高めな機種が多く、初期投資が大きい点は慎重に考えたいところです。また、一部のユーザーからは「チルド室の温度調整がわかりにくい」といった声もあります。
とはいえ、省エネ性能や静音性も優れており、故障しにくく寿命が長いという評価も。冷蔵庫は長く使う家電です。日々のストレスを減らしたい方や、食品をムダなく使いたい方にとって、三菱の冷蔵庫は非常に心強い選択肢となるでしょう。
三菱冷蔵庫のメリットを徹底解説
三菱の冷蔵庫は、「とにかく使いやすくて長持ち」と高い評価を得ており、冷蔵庫選びで三菱か日立で迷っている方にとって、有力な選択肢となるでしょう。なぜなら、三菱の冷蔵庫は、省エネ性能や独自の冷却機能、そして日本の家庭に合った使いやすい工夫が満載だからです。
例えば、氷点下でも食品が凍らない「切れちゃう瞬冷凍」は、日々の料理を楽にしてくれると好評。肉や魚を解凍せずにそのまま切って使えるので、調理時間がぐんと短縮されます。また、野菜室が真ん中にあり、出し入れしやすい設計も魅力の一つ。家事の負担を減らしたい方にとって、こうした細やかな配慮はうれしいポイントです。
加えて、故障が少なく耐用年数が長いのも安心材料。10年以上使えるとの声も多く、買い替えの頻度が少ない分、コスパに優れていると言えるでしょう。
ただし、注意点もあります。機能が充実している分、価格がやや高めに設定されているのは事実。また、一部の機種ではサイズが大きく、設置スペースを事前にしっかり確認する必要があります。
とはいえ、多機能・高耐久な冷蔵庫を探している方には、三菱は非常に心強い選択肢。特に家族の食事に気を使う忙しい方にとって、その魅力は十分に感じられるはずです。
三菱冷蔵庫のデメリットはある?
結論から言えば、三菱の冷蔵庫にもいくつかのデメリットはあります。ただし、それ以上に魅力的な特徴が多いため、選ぶ価値のあるメーカーだといえるでしょう。
まずひとつ目のデメリットは、価格がやや高めであることです。特に高機能モデルの場合、他社製と比べても価格帯が上がりがちです。その分、使いやすさや省エネ性能は優れているのですが、初期費用としてはハードルを感じる方もいるかもしれません。
次に、機能の多さがかえって使い方を複雑に感じるという声も。例えば「氷点下ストッカー」など便利な独自機能が多数ありますが、それぞれの特徴を理解しきれず、十分に使いこなせないという場合もあるようです。
また、地域によっては修理対応に時間がかかることもあります。三菱は冷蔵庫市場で高いシェアを誇りますが、全地域にサービス拠点が充実しているわけではありません。冷却トラブルなどが発生した際、対応の遅さが気になるケースもあります。
とはいえ、冷却力・省エネ性能・使いやすさと、総合的に見て非常にバランスのとれたメーカーであることは確かです。日立やパナソニックと迷った場合でも、長い目で見て満足度の高い選択肢になるでしょう。購入前には、自分のライフスタイルや求める機能に合っているかを確認することが大切です。
三菱の人気冷蔵庫TOP3
1.「WXDシリーズ」MR-WXD70K
主な特徴:
- 700Lの大容量で大家族にも最適
- 「切れちゃう瞬冷凍A.I.」搭載で解凍不要の冷凍保存
- 「全室独立 おまかせA.I.」によるムダのない運転
- 「氷点下ストッカー」で肉や魚を長期保存
- 6ドア構造で食材ごとに最適な保存が可能
大容量かつ高機能なフラグシップモデルで、A.I.搭載による省エネと鮮度保持を両立しています。食材をそのままおいしく冷凍保存できる技術が高く評価されています。
2.「MZシリーズ」MR-MZ49K
主な特徴:
- AIが家庭ごとの生活パターンを学習して最適な運転
- 野菜室が真ん中に配置され出し入れがしやすい
- 「朝どれ野菜室」でビタミン増加
- 「切れちゃう瞬冷凍 A.I.」搭載
- フレンチドア(観音開き)で使いやすい
中〜大容量帯の人気モデルで、野菜室の使い勝手を重視する家庭に特におすすめです。スマホ連携機能も搭載されており、便利性と機能性を両立しています。
3「MDシリーズ」MR-MD45K
主な特徴:
- スリムな幅60cmで省スペース設計
- 野菜室が真ん中配置で取り出しやすい
- 5ドア構造でコンパクトながら使いやすい
- 「全室独立おまかせAI」、「AI予報」搭載
- スマホ連携でタイマーや温度管理が可能
幅60cmのスリム設計ながら451Lの容量を確保し、中〜小規模の家庭に最適なモデルです。AI機能と高い省エネ性能を備え、限られたスペースでも効率的に使えます。
日立冷蔵庫の特徴と技術力

日立の冷蔵庫は、独自の先進技術と使いやすさを両立している点で、多くのユーザーから支持されています。結論から言うと、日立の冷蔵庫は「冷却性能の高さ」と「省エネ性」、「長寿命設計」が強みです。
その理由は、日立独自のテクノロジーにあります。代表的なのが、「真空チルド」機能です。これは肉や魚を真空保存することで酸化を防ぎ、鮮度を長持ちさせる技術です。さらに、冷蔵庫内のムダな冷却を抑える「節電モード」や、「風冷却・氷冷蔵」のハイブリッド方式によって、食材の乾燥を防ぎながら効率よく冷やします。
例えば、買いだめした食材も長持ちさせながら風味をキープしやすく、共働きの家庭やまとめ買いが多い方には特に便利です。また、庫内の掃除がしやすい設計や、使いやすい引き出し構造など、細かな部分での工夫も光ります。
ただし、気をつけたい点もあります。高性能ゆえに価格はやや高めで、モデルによっては本体サイズが大きく設置場所を選ぶことも。また、高機能が多いため、機械操作に慣れていない方には最初戸惑うこともあるかもしれません。
それでも、高性能を求める方にとっては非常に魅力的な選択肢です。三菱やパナソニックとも比較検討の際には、日立ならではの冷却技術と省エネ性に注目するとよいでしょう。
日立冷蔵庫のメリットと評判について
三菱か日立かで悩んでいる方にとって、日立の冷蔵庫は検討する価値が十分にあります。理由は、独自の機能性と業界トップクラスの技術力に裏打ちされた製品だからです。
特に日立冷蔵庫は、「真空チルド」や「特鮮氷温ルーム」などの先進的な保存技術が高く評価されています。これにより、肉や魚などをより長く新鮮に保つことが可能です。また、冷蔵庫内の構造がシンプルで使いやすく、野菜室の収納力や冷凍スペースの広さも魅力のひとつです。
実際に利用しているユーザーからは「食材の鮮度が保たれやすい」「操作が直感的でわかりやすい」といった声が多く聞かれます。特に共働き家庭やお子さんがいるご家庭にとって、時短や食材の無駄を減らせるメリットは大きいでしょう。
ただし、注意点もあります。高性能ゆえに価格帯は少し高めで、購入時に躊躇する方もいるかもしれません。また、機種によってはサイズが大きめのものもあり、設置スペースの確認は必須です。
それでも、冷蔵庫の寿命は10年以上ともいわれる長期使用が前提の商品です。初期費用が高くとも、性能・使い勝手・省エネ性などを考慮すれば、日立を選ぶメリットは十分にあるといえるでしょう。
日立冷蔵庫のデメリットをチェック
結論から言うと、日立の冷蔵庫は高機能で人気も高い一方、いくつかのデメリットもあります。購入前には、その点をしっかり把握しておくことが大切です。
まず、価格がやや高めなことが気になります。同クラスの三菱やパナソニック製品と比較すると、多機能な分、どうしても初期費用がかかりがちです。長い目で見れば性能に見合う価値はありますが、「コスト重視」の方には負担に感じるかもしれません。
また、製品によってはサイズ展開が限られているという声も。とくに大型モデルは収納力抜群ですが、設置スペースにゆとりがないご家庭には不向きです。購入後に搬入できず、返品や交換対応が必要になるケースもあるため、サイズ確認は必須です。
さらに、複雑な機能がかえって使いこなせないと感じる人もいます。例えば、野菜の鮮度を保つ専用スペースや湿度調整機能など高性能ではありますが、使い方に慣れるまでは戸惑うこともあるようです。
つまり、日立冷蔵庫には多くの魅力がある一方で、「高価格」「サイズ確認の必要性」「操作の複雑さ」といった点には注意が必要です。これらを理解したうえで、自分のライフスタイルに本当に合っているかを見極めましょう。
日立の人気冷蔵庫TOP3
1.「GXCCタイプ」R-GXCC67V (670L)
主な特徴:
- 670Lの大容量でありながら奥行きスリム設計
- 冷蔵庫内カメラ搭載でスマホから中身が確認可能
- 「まるごとチルド」で食材の鮮度保持
- 独自の「デリシャス冷凍機能」搭載
- タッチオープン機能で両手がふさがっていても開閉可能
大容量でありながら奥行きスリム設計で使いやすく、カメラ搭載で外出先からでも冷蔵庫内の確認ができる高機能モデルです。特に鮮度保持機能に優れています。
「KXCCタイプ」R-KXCC57V
主な特徴:
- 567Lの大容量と使いやすいフレンチドア
- 「まんなか野菜室」で取り出しがラク
- 冷蔵庫カメラで食品管理が簡単
- 最大204Lの大容量野菜室
- ガラスドア採用でおしゃれなデザイン
野菜室がまんなかにあり、出し入れがしやすいのが特徴です。冷蔵庫カメラも搭載され、スマホ連携機能も充実しています。野菜の使用頻度が高い家庭におすすめです。
3. 「HWタイプ」R-HW54V
主な特徴:
- 「まるごとチルド」で冷蔵室全段の食材の鮮度が長持ち
- チルド温度でも冷凍でもおいしく保存
- 6ドア構造で食材ごとに最適な保存環境を提供
- フレンチドア(観音開き)で使いやすい
- ラップなし保存にも対応
日立の定番シリーズで、「まるごとチルド」機能が特に評価されています。冷蔵室全体をチルド室として使える点が特徴で、野菜から肉魚まで幅広い食材の鮮度を保ちます。
冷蔵庫で三菱か日立か迷う時の比較ポイント

三菱の強み | 日立の強み |
---|---|
切れちゃう瞬冷凍A.I. 解凍不要の冷凍技術で時短調理が可能 | まるごとチルド 冷蔵室全体をチルド室として活用できる |
A.I.搭載 生活パターンを学習し、最適な運転を実現 | 真空チルド 肉や魚の鮮度をより長く保持 |
朝どれ野菜室 野菜のビタミンを増やす機能 | まんなか野菜 使いやすい野菜室の配置と容量 |
- 冷蔵庫で一番人気なメーカーはどこ?
- 冷蔵庫のシェア1位は三菱?日立?
- 冷蔵庫の寿命・耐久性から見る選び方
- 「壊れやすい」のはどちら?信頼性比較
- 価格が高いのはどっち?コスパ比較
- パナソニック・東芝との違いも確認しよう
冷蔵庫で一番人気なメーカーはどこ?
結論から言うと、冷蔵庫で一番人気のあるメーカーは「パナソニック」です。理由は、使いやすさと省エネ性能、さらにバランスの取れた機能性が多くのユーザーから支持されているためです。
例えば、パナソニックの冷蔵庫は、野菜の鮮度を長持ちさせる「野菜室」が使いやすい位置にあるモデルが多く、忙しい主婦層から高く評価されています。加えて、独自のエコナビ機能により電気代を抑えられる点も大きな魅力です。
一方で、注意点としては価格がやや高めであること。最新モデルになるほど高性能ですが、その分コストもかかるため、予算と相談して選ぶ必要があります。
ただ、それでも多くのユーザーがパナソニックを選ぶ背景には、製品寿命の長さと、故障しにくさも挙げられます。一般的に冷蔵庫の寿命は10〜15年程度ですが、パナソニック製はそれ以上使えるとの声も少なくありません。
なお、日立や三菱電機も人気は根強く、特に冷凍室の使い勝手やデザインにこだわる人にはおすすめです。しかし総合的な人気で見ると、パナソニックが一歩リードしている印象があります。どのメーカーにもメリット・デメリットがあるので、自分の生活スタイルに合った一台を選ぶことが大切です。
冷蔵庫のシェア1位は三菱?日立?
結論から言うと、国内冷蔵庫市場のシェア1位は日立です。ただし、三菱も高い評価を受けており、機能や価格帯によっては三菱を選ぶ人も多く、どちらが優れているかは用途によって変わってきます。
なぜ日立がシェアを取っているのかというと、コストパフォーマンスの高さとバランスの良さが評価されているからです。冷却力、省エネ性能、収納力といった基本性能をバランスよく備えており、シンプルながらも使いやすい設計が多くの家庭に受け入れられています。
例えば、日立の「真空チルド」シリーズは、肉や魚を新鮮なまま保存できることで評判です。一方、三菱は「切れちゃう冷凍」などの独自機能が魅力で、調理のしやすさやデザイン性にこだわる方に人気があります。特に、冷凍食品を多く使う家庭や作り置きをする方には三菱が向いているかもしれません。
ただし、日立の製品はモデル数が多いため、スペックの違いや細かい機能を見極める手間がかかることもあります。また、三菱は他社より価格がやや高めな傾向があり、コスパ重視の方にはネックに感じるかもしれません。
結局のところ、どちらが「正解」かはライフスタイルや重視する機能によって変わります。冷蔵庫の寿命は一般的に約10年。長く使う家電だからこそ、自分に合った1台をじっくり選ぶことが大切ですね。
冷蔵庫の寿命・耐久性から見る選び方
冷蔵庫を選ぶ際、長く使えるかどうかは非常に重要なポイントです。なぜなら、安い買い物ではないうえに、毎日使う家電だからです。寿命や耐久性に注目して選ぶことで、後悔のない購入につながります。
冷蔵庫の平均寿命は約10〜13年といわれています。しかし、使い方やメーカーによって差があり、実際には7〜8年で不調を感じる方も少なくありません。特に製氷機能や冷凍室周辺のトラブルが起こりやすく、買い替えを検討するきっかけになることもあります。
例えば、日立の冷蔵庫は「真空チルド」など高機能モデルが多く、高い密閉性もあり長持ちしやすい傾向にあります。一方、三菱は「切れちゃう瞬冷凍」など独自技術が魅力で、耐久性にも定評があります。ただし、高機能モデルほど価格が上がりがちで、修理費も高くなる点は注意したいところです。
つまり、耐久性を重視するなら、信頼のおけるメーカーであり、必要な機能に絞ったミドルクラスの機種を選ぶのがおすすめです。パナソニックや東芝も優れた機能を持っていますが、長期使用の観点では、サポート体制やパーツの供給状況も確認すると安心です。
冷蔵庫は長く付き合う家電だからこそ、寿命と耐久性から選ぶことが、賢い選び方につながります。
「壊れやすい」のはどちら?信頼性比較
結論から言えば、三菱の冷蔵庫は「壊れにくさ」において高く評価されています。理由は、三菱が冷却技術の安定性と長寿命コンプレッサーに力を入れているからです。
例えば、三菱の冷蔵庫は独自の「静音インバーター」や「氷点下ストッカー」など、長く使い続けても機能が低下しにくい設計が特徴です。長年使っても冷却性能が落ちにくく、ユーザー満足度も高いという口コミが多く見られます。
一方、日立も高い技術力を持ち、特に「真空チルド」などの先進技術で知られていますが、細かい高機能が多いためか、パーツの劣化やトラブルの発生がやや見られることも。故障時には修理代がかさむ傾向がある点は注意が必要です。
- 三菱:シンプル構成で壊れにくく、長寿命設計
- 日立:機能性は高いが、精密な分だけ経年劣化のリスクがある
どちらも一流メーカーで基本的な信頼性は高いですが、より「長く安心して使いたい」と感じるなら、三菱に少し軍配が上がります。ただし、使い方や設置環境によって寿命が左右されるため、定期的なメンテナンスも忘れずに行うことが大切です。
価格が高いのはどっち?コスパ比較
結論から言うと、一般的に三菱の冷蔵庫は日立よりやや価格が高めです。ただし、単純な価格比較だけではなく、機能や耐久性を考慮した上での「コスパ」で見ると、選び方は変わります。長く使える冷蔵庫を探している方にとっては重要なポイントです。
三菱は断熱性に優れた「切れちゃう瞬冷凍」などの独自技術を搭載しており、食材の鮮度を長く保つ工夫がされています。その反面、価格帯は平均して高めで、最新モデルは20万円を超えることもあります。一方の日立は、自動冷却機能や「真空チルド」など使い勝手のいい機能が充実していながら、同じ容量帯で見ると少し価格を抑えている傾向があります。
例えば、500Lクラスの冷蔵庫で比較した場合、三菱は25万円前後、日立は20〜23万円程度が相場です。価格だけを見ると日立の方がお得に感じますが、三菱の静音性や省エネ性能、部品の耐久力に魅力を感じる方には、長期的な満足度の高さが勝るという声も多くあります。
とはいえ、注意したいのが修理費と保証期間です。三菱は壊れにくい反面、もしも故障した場合の部品交換はやや高額です。日立も部品価格は安価ではありませんが、モデルによって保証内容に差があるため、購入前のチェックが欠かせません。
価格だけでなく、性能・寿命・生活スタイルに合うかどうかまでトータルで見て選ぶことが、冷蔵庫選びで後悔しないコツです。
パナソニック・東芝との違いも確認しよう
冷蔵庫選びで三菱と日立のどちらにしようか迷っている方は、パナソニックや東芝との違いも知っておくと判断しやすくなります。なぜなら、各メーカーによって得意分野や技術の強みが異なるからです。
例えば、パナソニックは使いやすさ重視で、庫内の整理がしやすい設計が魅力。トップユニット方式で奥まで見渡しやすく、女性やシニアからの支持を得ています。一方、東芝は独自の冷却システム「フロストリサイクル冷却」により、電力効率の高さと鮮度保持力が強みです。特に野菜室や冷凍室の鮮度を長く保てる点が好評です。
しかし、どちらのメーカーもデザインや価格、容量ラインナップで限られた面もあります。特に東芝は一部モデルの供給が不安定なこともあるため、購入前に在庫状況をチェックする必要があります。またパナソニックは価格帯がやや高めで、予算重視の方は候補から外れるかもしれません。
このように、三菱や日立だけでなく他メーカーの特徴を知ることで、ご自身のライフスタイルや重視したいポイントに合った最適な冷蔵庫を選ぶヒントになります。比較の視点を広げて、より納得のいく1台を見つけましょう。
冷蔵庫選びで三菱か日立で迷う人のための比較ポイント
- 三菱は食品の長持ちを重視した機能が豊富
- 日立は真空チルドなど先進技術に強みがある
- 三菱は静音性に優れており夜間でも気にならない
- 日立は冷却スピードが速くまとめ買いに向いている
- 三菱は野菜室の鮮度保持機能に定評がある
- 日立はスリムモデルも多く設置場所を選ばない
- 三菱は独立した冷蔵室設計で出し入れがしやすい
- 日立は氷点下ストッカーがあり食材の保存幅が広い
- 三菱は国内生産モデルが多く信頼性が高い
- 日立はAI制御で節電性能が優れている
- 三菱は長期保存に適した冷凍機能が魅力
- 日立はデザイン性が高くインテリアになじみやすい
- 三菱は掃除がしやすい構造でメンテナンス性が高い
- 日立は大容量モデルが豊富で大家族にも対応可能
- 三菱は扉の開閉方向が選べるモデルがあり設置自由度が高い