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食洗機タンク式はめんどくさい?後悔しない選び方と工夫

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食器洗いの手間を劇的に減らしてくれる食洗機ですが、「食洗機タンク式は設置が簡単な半面、使うのがめんどくさいのでは?」と感じていませんか。購入後に失敗や後悔をしないためには、事前にデメリットを理解しておくことが大切です。

特に、毎回の給水作業は大きな懸念点かもしれません。しかし、実は給水の工夫次第で、まるで自動給水のように手間を減らす方法も存在します。例えば、ダイソーなどで手に入るグッズを活用するアイデアもあります。

この記事では、実際の利用者の口コミを参考にしつつ、人気のサンコーの食器洗い乾燥機 ラクア STTDWADや、省スペースなPanasonicの食器洗い乾燥機 SOLOTA NP-TML1、ユニークな機能を持つsirocaの食器洗い乾燥機 SS-MA251、そしてパナソニックのNP-TSP1といった具体的なモデルにも触れながら、タンク式食洗機の「めんどくさい」を解消する方法を多角的に解説します。

記事のポイント
  • タンク式食洗機が面倒と言われる具体的な理由
  • 給水の手間を解消する具体的な工夫や便利グッズ
  • 購入後に後悔しないための機種選びのポイント
  • 人気モデルのメリット・デメリットの比較
目次

食洗機タンク式がめんどくさいと言われる理由

記事のポイント
  • 買って後悔?よくある失敗パターン
  • タンク式食洗機のデメリットとは?
  • 給水の工夫で自動給水のように使う方法
  • ダイソー製品で食洗機の給水を楽にする

買って後悔?よくある失敗パターン

タンク式食洗機は工事不要で手軽に導入できるのが魅力ですが、その手軽さゆえに事前の確認を怠り、買ってから後悔するケースも少なくありません。最も多い失敗パターンは、設置場所に関する見込み違いです。

多くの人が「これくらいのスペースがあれば置けるだろう」と大まかに考えがちですが、タンク式食洗機は電子レンジと同程度の設置面積と、さらに上部に給水口がある場合はそのための空間も必要とします。いざ設置しようとすると、想像以上に圧迫感があったり、調理スペースが極端に狭くなったりすることがあります。

また、排水方法も盲点になりがちです。シンクから離れた場所に設置した場合、付属のホースを使ってバケツなどに排水することになります。しかし、この排水バケツの準備を忘れてしまい、床を水浸しにしてしまうという失敗談は意外と多く聞かれます。便利なはずの家電が、逆に手間のかかるトラブルの原因になってしまっては元も子もありません。このような失敗を避けるためには、購入前に正確な寸法を測り、給水から排水までの一連の動線を具体的にシミュレーションしておくことが大切です。

タンク式食洗機のデメリットとは?

タンク式食洗機を検討する上で、事前に把握しておくべきデメリットがいくつか存在します。これらを理解することが、購入後の満足度につながる鍵となります。

第一に、最も多くの人が「めんどくさい」と感じるのが給水の手間です。機種にもよりますが、一回の運転で約5Lの水が必要となり、付属のピッチャーなどで数回に分けて水を注ぐ作業が発生します。水を入れたピッチャーは意外と重く、給水口が本体の上部にあるため、持ち上げるのが負担になったり、水をこぼしてしまったりする可能性があります。

第二に、前述の通り、排水の問題です。シンクのすぐ隣に置けない場合、毎回バケ-ツに排水を溜め、それを捨てるという作業が加わります。溜まった排水は衛生的にも気になり、セットし忘れのリスクも伴います。

第三に、洗浄能力が汚れの種類に左右されることがある点です。特にコンパクトなモデルでは、強力な水流を隅々まで行き渡らせることが難しく、ご飯粒のようなこびりつきやすい汚れが残ってしまうことがあります。予洗いをすれば解決できますが、それでは食洗機の時短効果が半減してしまいます。これらのデメリットを許容できるか、または工夫によって解決できるかが、タンク式食洗機を快適に使いこなすための分かれ道と言えるでしょう。

給水の工夫で自動給水のように使う方法

タンク式食洗機の最大の課題である給水の手間は、工夫次第で大幅に軽減できます。毎回ピッチャーで往復するのが面倒なら、やり方を変えてみましょう。ここでは、自動給水に近い環境を自分で作る方法を2つ紹介します。

風呂水ポンプを活用した自動給水化

少し意外な方法ですが、お風呂の残り湯を洗濯機に移すための「風呂水ポンプ」を転用するアイデアがあります。これは、タンク式食洗機ユーザーの間で広まっている画期的な方法です。やり方は簡単で、シンクなどに水を溜めた大きめの容器を用意し、そこにポンプを設置。ホースを食洗機の給水口にセットしてスイッチを入れるだけです。

これにより、重い水を何度も持ち運ぶ必要がなくなり、スイッチ一つで給水が完了します。ホースを固定する工夫は必要ですが、毎回5Lの水を運ぶ労力に比べれば、格段に楽になります。まさに「自動給水」のような感覚で利用でき、タンク式食洗機の利便性を飛躍的に向上させることが可能です。

ウォータージャグで給水の手間を軽減

ポンプの設置は少しハードルが高いと感じる方には、大容量のウォータージャグを使う方法がおすすめです。食洗機のタンク容量が5Lであれば、5.5Lなど少し大きめのウォータージャグを1つ用意すれば、水道との往復は1回で済みます。

また、3L程度のジャグを2つ用意し、両手に持って運ぶという手もあります。これにより、片腕にかかる負担を分散させつつ、一度に十分な水量を確保できます。コック付きのウォータージャグを選べば、食洗機のそばに置いておき、必要な時に蛇口をひねるだけで給水できるため、こぼす心配も減ります。この方法は、手軽に始められる上に効果も大きい、優れた工夫と言えます。

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ダイソー製品で食洗機の給水を楽にする

前述した風呂水ポンプなどを活用する際に、100円ショップのダイソーで手に入る製品が役立つことがあります。大掛かりなDIYは不要で、ちょっとしたアイテムを加えるだけで、給水の快適性は大きく向上します。

例えば、風呂水ポンプのホースを壁や棚に沿って固定したい場合、ダイソーで販売されている「貼ってはがせるシートフック」などが便利です。これを使えば、ホースが暴れるのを防ぎ、見た目もすっきりと配線できます。賃貸住宅で壁に穴を開けられない場合でも、現状復帰が可能なフックは重宝します。

また、ポンプを使わない場合でも、給水口にうまく水を注ぐための「ろうと(じょうご)」や、水を運ぶための小型の「ウォータージャグ」なども見つかるかもしれません。数百円の投資で日々のストレスが軽減されるのであれば、試してみる価値は十分にあります。高価なオプション品を購入する前に、まずはダイソーのような身近な店舗で便利なグッズを探してみるのも一つの賢い選択肢です。

めんどくさいを解消する食洗機タンク式の選び方

Point
  • 購入前にチェックしたい利用者の口コミ
  • サンコーのラクア STTDWADの実力
  • Panasonic SOLOTA NP-TML1の特徴
  • sirocaのSS-MA251はどんな人向け?
  • パナソニックのNP-TSP1も選択肢に
  • 工夫次第で食洗機タンク式はめんどくさくない

購入前にチェックしたい利用者の口コミ

食洗機選びでカタログスペックと同じくらい重要なのが、実際に使っているユーザーの生の声、つまり口コミです。メーカーの宣伝文句だけではわからない、リアルな使い勝手を知るための貴重な情報源となります。

口コミをチェックする際は、特に「洗浄力」「静音性」「メンテナンス性」の3点に注目するとよいでしょう。洗浄力については、「カレー皿はきれいになったが、ご飯茶碗のこびりつきは残った」といった具体的な汚れ落ちに関する評価が参考になります。自分の食生活でよく出る汚れが落ちやすいかは、大きなポイントです。

静音性に関しても、「テレビの音が聞こえにくい」「同じ部屋にいると気になる」など、個人の感覚に基づいた意見が役立ちます。特に、ワンルームの住まいや夜間に運転させたい場合は、運転音の大きさは生活の質に直結します。

さらに、残さいフィルターの掃除のしやすさや、庫内に汚れが残りやすいかといったメンテナンス性に関する口コミも、日々の手間を左右するため見逃せません。これらのリアルな情報を総合的に判断することで、自分のライフスタイルに本当に合った一台を見つけやすくなります。

サンコーのラクア の実力

引用THANKO

サンコーが販売する「食器洗い乾燥機 ラクア 」は、洗浄力の高さを求めるユーザーから特に評価されているモデルです。この製品の最大の特徴は、上下から高温のお湯を噴射して汚れを挟み撃ちにする「上下囲み洗い」技術にあります。

この技術の効果は高く、口コミやレビューでも、油汚れがひどいカレー皿や、こびりつきやすいご飯粒まで、予洗いなしで完璧に洗浄できたという声が多く見られます。洗浄力に妥協したくない人にとっては、非常に魅力的な選択肢です。

また、メンテナンスのしやすさも長所の一つです。洗浄後の残さいはフィルターの1か所にきれいに集まるように設計されているため、ゴミを捨てるのが簡単で、庫内の他の部分を掃除する手間がほとんどかかりません。

一方で、稼働音がやや大きいという点が気になるという意見もあります。しかし、それを補って余りある洗浄性能と手入れのしやすさは、日々の家事の時短に大きく貢献してくれるでしょう。分岐水栓を取り付けて、自動給水式として使用することも可能なため、将来的な拡張性も備えています。

Panasonic SOLOTA NP-TML1の特徴

引用:パナソニック

パナソニックの「SOLOTA NP-TML1」は、「食洗機を置きたいけれど、スペースがない」と諦めていた一人暮らしの人々にとって、救世主となりうる製品です。このモデルは業界最小クラスのコンパクトなサイズを誇り、これまで設置が難しかった狭いキッチンにもフィットする可能性があります。

奥行きが非常にスリムなため、作業スペースをあまり圧迫せずに置けるのが最大のメリットです。デザインもシンプルで、さまざまなキッチンに馴染みやすいでしょう。

ただし、洗浄力に関しては一長一短があります。カレーのような油汚れは比較的得意ですが、お椀や箸についたご飯粒のようなデンプン質の汚れは苦手な傾向があり、きれいに落とすためには予洗いが推奨されます。また、収納容量も6点と限られているため、自炊を頻繁に行う人には物足りないかもしれません。

この製品は、外食や中食が多く、洗う食器は主にグラスやマグカップ、少量の皿という人に最適化されています。自分のライフスタイルと製品の特性が合致すれば、これ以上ないほど便利なパートナーとなるでしょう。

sirocaのSS-MA251はどんな人向け?

引用:シロカ

シロカの「SS-MA251」は、ユニークな機能で他製品との差別化を図っているタンク式食洗機です。最大の特徴は、洗浄乾燥の工程が終了すると自動でドアが少し開く「オートオープン機能」を搭載している点です。

この機能により、庫内にこもりがちな湿気を効率的に逃がし、自然乾燥を促進します。ヒーターによる強制乾燥の時間を短縮できるため、電気代の節約につながり、環境にやさしいエコな運用が可能です。また、高温多湿な状態が続くのを防ぐため、水滴による雑菌の繁殖を抑え、衛生面を重視する人にも安心感を与えます。

洗浄力は標準的ですが、運転後の庫内に汚れが残りやすいという指摘もあり、残さいフィルター以外の部分も定期的にお手入れをする必要があります。ただ、この手間は庫内洗浄モードを利用することである程度軽減できます。

直径27cmの大皿にも対応する収納力や、分岐水栓式としても使える拡張性も備えています。乾燥時の電気代や衛生面が気になる人にとって、特に魅力的に映る一台と言えるでしょう。

スクロールできます
機種名標準収納容量特徴メリットデメリット
サンコー ラクア STTDWAD16点上下囲み洗い高い洗浄力、手入れが楽稼働音がやや大きい
Panasonic SOLOTA NP-TML16点業界最小クラスのサイズ省スペースで設置しやすいご飯粒などの汚れは苦手
siroca SS-MA25116点オートオープン機能自然乾燥でエコ、衛生的庫内に汚れが残りやすい

パナソニックのNP-TSP1も選択肢に

引用:パナソニック

ここまで紹介してきたモデルの他にも、多様な選択肢が存在します。その中の一つとして、パナソニックの「NP-TSP1」が挙げられます。このモデルは、これまで紹介した製品とは少し位置づけが異なり、主に「分岐水栓式」として販売されていますが、別売りの給水タンクを使用することで「タンク式」としても利用できるハイブリッドな製品です。

特徴は、幅約55cmに対して奥行きが約29cmという「スリム設計」です。これにより、キッチンのカウンター奥など、従来は設置が難しかったスペースにも収まる可能性があります。ドアが上に開くのではなく、前方にせり出すように開く「リフトアップオープン」機構を採用しているため、設置場所の上に吊戸棚などがあっても、ドアがぶつかる心配がありません。

分岐水栓を設置すれば給排水の手間から完全に解放されますし、それが難しい賃貸住宅などではタンク式として運用できるため、将来的なライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。洗浄性能や収納力もパナソニックならではの安定感があり、少し予算を上げてでも、より本格的なモデルを検討したい場合に有力な候補となるでしょう。詳細な仕様については、公式サイトなどで確認することをおすすめします。

工夫次第で食洗機タンク式はめんどくさくない

  • タンク式食洗機は工事不要で導入できるのが最大のメリット
  • 一方で給水や排水、設置場所の問題が「めんどくさい」と感じる原因
  • 最も手間がかかる給水作業は工夫次第で大幅に軽減できる
  • 風呂水ポンプの転用で、疑似的な自動給水環境を構築可能
  • 大容量のウォータージャグを使えば、水汲みの往復回数を減らせる
  • ダイソーなどの100円ショップのグッズも工夫に役立つ
  • 購入後の後悔を防ぐには、設置場所の採寸と動線確認が不可欠
  • 口コミでは「洗浄力」「静音性」「手入れのしやすさ」を要チェック
  • サンコーのラクアは洗浄力とメンテナンス性を重視する人向け
  • パナソニックのSOLOTAは設置スペースが限られる一人暮らしに最適
  • シロカのSS-MA251は自然乾燥と衛生面を気にする人におすすめ
  • パナソニックのNP-TSP1のようなスリムな分岐水栓兼用モデルもある
  • 自分のライフスタイルや許容できる手間の範囲を明確にすることが重要
  • デメリットを理解し、工夫で乗り越えることで満足度は大きく向上する
  • 食洗機タンク式は「めんどくさい」を上回る時短と快適さをもたらす
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